薬剤の再散布を回避するための展着剤の重要性

前回は雪腐れ病の防除の重要性について紹介しましたが、
今回は薬剤の再散布を回避するための展着剤の使用方法や特性などについてご紹介致します。

展着剤使用のメリット

圃場に散布する薬剤は突然の雨により表面から流れてしまうことがあります。
このような場合、1回あたりの薬剤の効果が薄くなり、再散布が必要となる場合があります。
再散布が必要となる目安としては以下の通りです。

●薬剤の再散布の目安
目安とされているのは散布後の降雨の程度です。
1.散布後20日以上経っても根雪にならない
2.薬剤散布後、1日あたりの降水量が20mm以上
3.降水量の累積が30mm以上

以上の場合は再散布を検討した方が良いと思われます。
ただし、農薬には散布回数が決められています。
雨が降るたびに再散布をしていると規定の散布回数に達してしまい、
計画していた時期まで農薬の効果を維持することが難しくなってしまいます。

そこで展着剤を上手く使用することで、再散布を回避することができます。
また、薬剤の種類によっては、展着剤がないと効果が極端に落ちてしまうものがあります。
それぞれの薬剤に合った展着剤を用いることで、散布する回数も抑えられて省力化できます。

展着剤の用途について

展着剤には大きく分けて3種類があり、それぞれ以下の様な特長があります。

表 展着剤の種類と特徴

特に、今の時期重要な雪腐れ病の防除には、薬液が植物体内に入りやすくさせる
効果を持つ機能性展着剤との混用をお勧めします。(図1参照)
機能性展着剤は、混用する薬剤によって向き不向きがあり、
用途別に使い分けることによって良い効果が期待できます。

図1 機能性展着剤の効果の略図

薬剤や展着剤の使用については、ヤマチュウ 農産課にご相談ください。


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