平成29年度チホク会十勝圃場視察

初夏の十勝圃場視察と研修会が6月7日に行われました。

開催日
 6月7日(水) 13:00~17:00

参加者
 生産者(17名)・雪印種苗様(1名)・北海道農産物集荷協同組合様(1名)・日の丸産業社様(1名)・事務局(10名)

視察圃場
 1.芽室町 佐藤良諭様(きたほなみ)
 2.芽室町 山川健一様(ゆめちから)
 3.芽室町 山川健一様(みのりのちから)
 4.清水町 赤間美根男様(ゆめちから)

研修会
 株式会社山本忠信商店本社会議室
 河東郡音更町木野西通7丁目3番地

きたほなみ(芽室町・佐藤良諭様)

調査結果は茎数844本、葉長19㎝、葉数6枚、葉色51.6、草丈60㎝、段数10段でした。起生期にローラーをかけたが、作業上の都合により、防除はほとんど行えていないそうです。葉の色はもう少し強くても良いのではないかという意見もありましたが、管理がしっかりされているようで、生育は順調とのことです。北集の加葉田様によると、今年は全体的に5~10%茎数が足りないので、受粉が順調に進み、どれだけ段数で稼げるかが勝負となるようです。

ゆめちから(芽室町・山川健一様)

調査結果は茎数752本、葉長16㎝、葉数5枚、葉色53.7、草丈66㎝、段数9段でした。高い葉色を目指して追肥を行う為、2種類(サイコセル、エスレル)成長調整剤を使用しているそうです。山川様より、小麦の子実に入る澱粉の多くは止め葉で作られるため、止め葉と、止め葉から数えて2枚目、3枚目の葉は重要であるというお話を頂きました。また、日の丸産業社の堤様より、小麦は穂の部分からも光合成すると補足情報を頂きました。

みのりのちから(芽室町・山川健一様)

調査結果は茎数944本、葉長18㎝、葉数5枚、葉色54.8、草丈64㎝、段数9段でした。みのりのちからの圃場もゆめちからと同様の栽培管理を行っているそうです。追肥を増やしたことで、春先に比べて茎数が増えていました。こちらの圃場では、抜根した後にリン酸欠乏を起こしている部分があり、通常部分と比べるとその差は一目瞭然でした。そこで、雪印種苗様よりリン酸欠乏について詳しい説明を受けました。

ゆめちから(清水町・赤間美根男様)

調査結果は茎数720本、葉長24㎝、葉数5枚、葉色54.2、草丈57㎝、段数9段でした。春先から見ると、よくこの状態まで回復できたという驚きの声が多く聞かれました。その分、肥料の回数が増えているので、少し茎が軟い印象は受けましたが、生育状況としては順調な様子でした。雪印種苗様、日の丸様より今後は赤かびの防除に気を付けていただきたいとのことでした。

研修会

今回の研修会では、雪印種苗の副島様より、今後の生育ステージに向け、小麦の生理と栽培管理についてお話をいただきました。今回は、小麦の生育に必要な肥料成分と方法について、十勝、津別、空知の三つの地域のデータを比較しながら詳しく説明して頂きました。
講演の中で、リン酸吸収係数が高いと、土壌にリン酸が吸収されやすいため有効態リン酸が少なくなってしまい、リン酸の不足により作物の成長に影響が出るという説明をされていました。土壌の改良は短期間では不可能なので、状態が良くない場合は、何年もかけて回復させていくしかないようです。

事務局より

当日は雲に覆われた天気となりましたが、雨が降り出す前に、無事4圃場全てを回り切ることができました。今年は全体的に茎数が少ない傾向ではありますが、防除をしっかり行い、実を膨らませることで収量は見込めるようです。今後も、会員の皆さんと共に、高品質で多収な小麦作りを目指していきたいです。


News 一覧へ

株式会社 山本忠信商店 電話 0155-31-1168
〒080-0302 北海道河東郡音更町木野西通7丁目3番地